yokoku 2021.9 切なさを超えてゆけ。そして涙を流してゆくのだろうか。
9月の雨はどうしてこんなにも切ないのだろうか。
虫の音と雨の音が聞こえてくる。
帰り道「ああ、切ないのかも」と意識したら、どうにもこうにも限りなく切なくなった。
高1の頃を思い出す。
何があったわけでもないのになぁ…と考えて歩いていたら、
いろいろ切ない思い出を思い出してしまった。
思い出してまた切なさに浸る。
今日の午後に突然アイツがやってきた。
アイツとは…鬱のことだ。
ネガティブな感情にも怒りだったり、悲しみだったり、寂しさだったり色々あるけど、今日の午後に襲ってきたのは、鬱だった。
きっかけはある人とのLINEのやり取りだったのかもしれない。
食後で、寒かったからかもしれない。
わたしはたったそれだけで、闇に襲われたのかと思うとひどく気が滅入った。
どうしよう…と思ってしまった。
この泥沼から抜けなかったらいやだなと。
どんな感じかというと、絶望的でなんにもしたくないと思う。
強まると死にたくなる感じまでしてくる。
(最近はこのレベルまでは落ちないが)
いわゆる「落ち込む」という誰しもにある症状だけど。
困惑するのは、突然襲ってくることだ。不意打ちに。
本当になんなんだろうと思う。
自分の感情ではなくて、そこら辺に漂っている誰かの鬱に憑りつかれてしまったのではないかと思ったりする。
しんどかった。
なるべく仕事したくなくって、早く帰りたいと思ってた。
コーヒーを飲んだ。いつもは16時に飲むのだけど、15時半くらいに飲んだ。
そしたらスッと抜けた。
なんなんだ!
なんなんだ!!(もう一度言った)
抜けていってくれてほっとした。
コーヒー嫌いの悪霊に憑りつかれてたのかな、ははは。
感情は雲みたいなもので、常に形が変わっている。
感情をなくそうとジタバタすると余計苦しくなるんだけど、あるがままにしておくと、ある時にスッと形を変えて消えていったりする。
それを経験できたことはよかった。
そんなこんなで始まった9月でした、というここまでが書き出し。(長っっ)
昨日、直子さんにこう言われた。
「予告させてね。
これからもっと受け取っちゃうことになるから。
そして受け取ったときは必ず同時にほかの誰かも受け取っているから。
いまはこのことがわからなくても、ああこういうことだったんだ、とわかる経験をするの。
これはね、そういう仕組みなの。」と。
よく意味がわからなくって、ぽかんとした。
奇跡のコースの考え方はこの世の考え方を超えているので、理解するのに時間がかかる。
頭で理解するのではなく、心で「ああ、そうなんだな」と思うようにした。
心がつながっているということを体験したいと思っている自分がいた。
直子さんはこうも言った。
「受け取るのは怖いものね」と。
こんなに受け取りたいと思っているのに、私はどうやら怖がっているようだ。
矛盾した話である。
冷たい雨の音が虫の音はより一層、聞こえてくる。